雨宿り

何かにちなんだりちなまなかったり。

いつも昼飯ほぼ0円だからたまには800円くらいいいよね

よつばと!』を読んでたら焼肉が食べたくなって、お昼にふと、焼肉に行った。

いわゆる「一人焼肉」というやつだ。

「焼肉を食べる」という考えは、それだけで僕に非日常をもたらした。昼飯に梅おにぎりしか食べない僕が、焼肉。なんか4段くらい段階を飛ばしてると思う。

まず、熱を保ったまま行くことが大切だ。「焼肉食べたい」という気持ちの鮮度がいいうちに焼肉を食べることが、一つ目の大切なポイントだ。

さらに、店選びだ。近いところいくつかを探し、開店時間、そして予算をさがす。もう楽しい。絶対楽しい。

授業が終わって食堂へ向かう友人たちを尻目に自転車に乗り、店に向かう。着いたところはこぢんまりとした、地味な店構えであった。すこし勇気を出して扉を開け、案内された席に座ると、もう、それまで抱いていた「一人焼肉」への負の思いは一瞬にして崩れ落ちた。

何を食うか、それが肝心だ。ランチメニューはカルビか、ホルモンか、もしくはその両方かしかなかったが、昼飯だし、体をよく動かす方でもないのでちょうどいい。少し悩んで、両方のセットにした。

運ばれてきた肉をそっと網の上に置き、ただ眺める。両面がちょうどよく焼けたら、タレにつけて食う。うまい。すげえうまい。ありがとう牛、ありがとう農家の人、ありがとうお店の人、ありがとうガス会社。

一人焼肉は、案外悪くない、いや、すごくいい。