雨宿り

何かにちなんだりちなまなかったり。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

あつはなついね

お題「わたしの暑さ対策」 暑いですね。 僕はエアコンは好まんです。 空気がきれいじゃなくなって、のどが痛くなる、気がするんです。 根性論が好きなので、のべつ暑いところにいれば、そのうち慣れるだろう、こういう考えもあります。 しかし暑いと生産性が…

読書についての覚書

読書をするのは、反対したり反駁するためのものであってはならない。信じたり、早呑み込みするためであってもならない。話や談論の種を見つけるためであってもならない。重さをはかり、考慮するためのものである。(中略)読書は心豊かな人を作る。談話は用…

七夕と関係ない話

スマートフォンが抗うつ剤の代わりになるというのは、確かにその通りだろう。 インターネット上には無限のコンテンツが生み出され続けている。 一つのページに載っている情報をすべて集めても、人一人の情報処理能力を超える。 情報の氾濫の中に敢えて身をゆ…

罪と罰

今一度前提を無にして問いたい。 罪とは何か。罰とは何か。 けだし、罪とは客観的なものではない。ある人が誰かに対して罪の意識を感じても、相手の方は何とも思わない、ということはありうる。 例えば、ある人がうっかり誰かのものを壊してしまった。彼は謝…

権威主義と教育

ルソーは『エミール』において、「私はエミールに、どんな職業よりも前に、人間として生きることを教える」と書いている。 ロダンは「肝心なのは(中略)芸術家である前に人間であることだ」といっている。 我々は人間である。しかし、改めて考えてみれば、…

神経病者と権威主義

権威主義的パーソナリティなる語は主に全体主義の文脈で用いられるものであり、それゆえ現代ではさしたるアクチュアリティを持たないと目されるかもしれない。 しかし権威主義の特徴を少しでも考慮したらばそのような考えは表面的なものに過ぎないと気づかさ…

神経病者と物語志向性3

神経病者とは、社会の不条理を抱え込み、それへの反抗をやめることができない人である。 物語は、人間を形成するもので、人間はめいめい物語に対する志向性を持つ。 ここで、神経病者における不条理は物語であるということができるだろう。 彼はあまりに大き…